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この季節になると思い出すこと
いつか書こうと思いつつ・・・いつかいつかは永遠に来ない。という事も知っていて、・・・それでもなかなか文章にしづらく今までいました。書くなら今しかないと感じ、少々長くなりますので、心に届く方はお読み頂けると嬉しいです。
アロマセラピストとして所属しているIFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)の総会が2014年に東京で開催された時のことです。講演者として多くのアロマセラピストが英国から来日されました。日本ではあまり知られていませんが、IFPAは英国に本部を置く世界最大の臨床アロマセラピーの非営利団体です。総会では、多くの症例をもとに英国でのアロマセラピストの活動が報告されたのですが、その中でこの十数年たっても忘れない話をされた男性のアロマセラピストの方の話がありました。
高齢者の方への《認知症・恐れ・孤独・心配・退屈など》に対してどんなアプローチが出来るか。症例で話されたクライアントは、幼少期にナチスから逃れロンドンへ移住した男性の話でした。今もなお心の傷を負っていてマッサージを受けると泣いてしまう。動物としか話が出来ない。家族もいない。セラピストが残念なことに一番身近な存在になってしまっている。そして自分たちアロマセラピストチームが出来ることが、そばにいることしかできない。
この話を聞いたときに、様々なことを感じ取り、涙が止まりませんでした。私は戦後に生まれ、教科書や自国で得た情報しか知らない世代。日本は世界で類を見ない多くの被害を負った国でもあり、そして自国のことは知っていても、他国の歴史について無知だったこと。今もなお、戦後の傷跡が続いているという事。アロマセラピーがヨーロッパで発症し、臨床アロマセラピーで発展した歴史的背景。そして英国アロマセラピストの方から感じる、深い愛と信念の理由。
『知識で知っている情報』と『心で感じ取った情報』は全く異なります。
・・・多くのことが、その時に理解できました。
アロマセラピーは愛が全て。他者から奪うことで、自身を豊かにするという低い次元の構造が生む、過去の拭いきれない深い悲しみから学び、ここからは皆がこの地球上で限られた時間を生きる個として、豊かな愛に満ちた生活のためのアロマセラピー、そしてアロマセラピストして出来ることをしたい。エネルギーを喜びのために循環させる。そのように自己の心のベクトルを使いたい。
このブログの画像にある《Awareness Experience》は2013年にフランス研修へ行った際の、和訳前のテキストに書かれていたテーマでした。翻訳の際に、削られていて長い間気づかなかったんですね。研修先で、広大な自然の中で過ごした7日間。確かに、あの時に感じた「今すでに豊かな自然の中で生きている」という感覚。あれが、《気づき》であって、無言の中で提供したいテーマだったのだと今思います。
長い文章になりました。そしてこの文章はとても長い時間が必要でした。最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
PARFUM


